>生活習慣病の新しい概念として注目されているメタボリックシンドロームについて、原因や予防方法を他サイトとは少し異なる観点から検討していきます。

メタボリックシンドロームとダイエット

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「シンドロームX」や「死の四重奏」を、自分達の「ダイエット法」の利点や根拠として取り上げた人々がいます。そのダイエット法とは、従来の「低脂肪低カロリーダイエット」の逆を行くダイエット法の提唱者です。これらのダイエット法は、何らかの形で「炭水化物の摂取制限」を行い、減量だけでなく糖尿病などの生活習慣病の予防を行おうと言うものです。

アトキンス式低炭水化物ダイエット

アトキンス式低炭水化物ダイエットは、炭水化物の摂取量そのものを制限することにより減量と健康を実現しようと言うダイエット法です。炭水化物摂取量そのものを制限すれば血糖値も上昇せず、インスリンの分泌も抑えられ、インスリン分泌過剰症にはならないとしています。結果として、インスリンが絡む様々な疾病を防ぐ事になります。この中で、「死の四重奏」が取り上げられています。

参考:低炭水化物ダイエット(姉妹サイト)

低インシュリンダイエット(シュガーバスター)

低インシュリンダイエット(シュガーバスター)は、各食品に於ける「血糖値の上昇の程度」を示すG.I(グリセミックインデックス)に着目し、低G.I.の食品を積極的に摂取することで減量と健康増進を狙ったダイエット法です。低G.I.の食品を摂取することにより、血糖値の急激な上昇を抑え、インスリン(インシュリン)の過剰分泌を防ぐことができるのです。結果として、インスリンが絡む様々な疾病を防ぐ事になります。

シュガーバスターではシンドロームX(X症候群)について触れられています。

4・3・3ダイエット(ゾーン)

上記とは別の視点で、「現代人は炭水化物摂取過剰」と指摘したのが、4・3・3ダイエット(ゾーン)を提唱したシアーズ博士です。4・3・3ダイエット(ゾーン)でも、インスリンの問題は取り上げられ、炭水化物の摂取過剰は危険だと指摘しています。

炭水化物の過剰摂取が肥満や生活習慣病をもたらす

これらのダイエット法では、「炭水化物摂取過剰がインスリンの過剰分泌をもたらし、結果として肥満や各種生活習慣病を引き起こす」としており、それを補強するために「シンドロームX」や「死の四重奏」を取り上げています(4・3・3ダイエットはちょっと違いますが)。

私が注目しているのは、これらのダイエット法がそれぞれ別のグループによって提唱された(何らかの関係はあるかもしれないが)にもかかわらず、肥満と生活習慣病の原因を、同じ「血糖値とインスリン」とした点です。これは偶然なのでしょうか。私には偶然とは思えません。

「主役」は次の節から登場。

このページは、姉妹サイト:低炭水化物ダイエット参考文献「アトキンス式低炭水化物ダイエット」、「シュガーバスター―カロリー神話をぶっ飛ばせ!」を参考としています。


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